JSK通信

決断を先延ばしするな!

代表取締役 上能 喜久治


地域も価値観も変わっている!

 

 あなたが経営者であれば、毎日大なり小なりの決断することが求められます。例えば、かつては工場地域であったところにマンションが立ち並ぶようになり、騒音を発する工場等に地域住民から移転を迫られることはよく耳にします。先に工場があり、騒音を発することがわかっていても、後から住むようになった住民の方が強く、訴訟になると多くの裁判で住民勝訴の判決となります。このような時に工場移転をすべきか、現在の所在地で賃貸マンション経営等をすべきか、大きな決断が求められます。このような大きな決断であればあるほど、その決断を先延ばしにするという経営者を多く見てきました。当然、その判断・決断が間違いであれば会社存続さえ危うくなってきます。会社の現状を把握し、業界の将来性を分析し、地域の発展に寄与するような決断が求められます。このような時の判断基準として自社の損得だけではなく、従業員やお客様(得意先)、取引先や地域のことなどを充分に考慮して最終判断を下すことが必要になります。

 

変化に対応できなければその行く末は・・・

 

 かつてはどこの町にもどこの商店街にも酒屋・米屋・本屋などがありました。いずれの商品も重くて持ち帰るのが大変で、定期的に配達してくれました。私は毎月購読している雑誌が来るのが楽しみでした。魚や豆腐も自転車や天秤棒で売りに来ていました。その他定期的にポン菓子や紙芝居もありました。しかし、その多くが姿を消しました。お酒はディスカウントショップ、お米はスーパー、本ならアマゾンというのが普通になってきました。つまり商品は同じであっても購入先や販売方法は変わっていき、その変化に対応していかなければなりません。潮流の変化を見て、潮目を感じたらすばやく対応しなければ生き残れません。しかし、その潮目を感じながらも対応できない、あるいは対応するという決断ができない経営者がいます。そのようなお店や会社の業績は一挙に悪化するのではなく、ゆっくりと下降して行きます。“まだいいか! ”と決断を先延ばしにした結果、業種や業態を変えようとするには時すでに遅く、廃業や倒産に追い込まれるのです。
 時代の変化は速くなっています。しかしその変化を嘆く必要はありません。企業を取り巻く環境は刻一刻と変化しています。そこに大きなチャンスがあるとともに、大きな危機もあります。その環境の変化に対応できない企業は経済活動の土俵から弾き飛ばされます。いつの時代も企業は環境変化適応業です。環境が変化するからチャンスもあるのです。価値観の変化や人口の推移、競合商品の出現や物流の発達などで今、大きな波動が来ています。その変化を嘆くのか、その変化の波に乗るのか、ここが分かれ目です。時代の変化や価値観の多様化に対応して取り扱い商品やサービス、価格、販売方法等を随時、変えていかなければなりません。“変える”という決断を先延ばしにすればゆっくりと、しかし確実に廃業や倒産への道を歩むことになります。


妻の声は天の声

代表取締役 上能 喜久治


求めていた女性がやっと見つかった!

 

  レジスター会社に勤めていた私は24歳で結婚しよう、と決めていました。兄も姉も24歳で結婚をしたから、という単純な理由です。大阪本社経理部に配属となり、そこには女子社員10名ほどが同僚として働いておりました。残念ながら付き合いたい、結婚したいと思う女性はいませんでした。社内にはいないので「英会話を習いに行けば女性が多いのではないか?」「社交ダンスを習いに行けば半分は女性ではないか?」と考えて仕事帰りに英会話や社交ダンスを学びに行きました。多くの女性がいましたが結婚したいような女性はいませんでした。入社した年の11月に社内旅行で下呂温泉に行きました。そこで妻との出会いがありました。当時、妻は20歳で、三重県の津営業所の事務員をしていました。23歳の私が求め続けていたすばらしい女性でした。昭和50 年9月15 日大安の敬老の日に結婚式を挙げ、3人の子、4人の孫に恵まれました。

 

強く反対した二件。今思えばそれが正解!

 

 15年間勤めた会社を辞めて独立する時、自宅を建てる時、保険調剤薬局を関連会社として取得する時、自社ビル用地を購入する時など妻に話すとほとんど承認の答が返ってきました。

「ええんちゃう!」(「よいでしょう!」という意味の大阪弁)

 その妻が強く反対したことが二回あります。一回目はホテルを取得しようとしていた時です。売買契約を交わす予定の仲介会社に私と妻の二人でお伺いして「まだ契約書に印鑑を押していません。このお話はきっぱりとお断りさせていただきます。」その言葉を聴いて怒る仲介会社の社長にサッと背を向けて「帰るで!」
 二回目はある電鉄会社のすぐ駅前にあるテナントビルを購入しようとしていた時です。法人税対策、相続税対策、老後の資金対策を兼ねたスキームで銀行からも「すばらしいスキームだ!」と称賛をいただきました。ところが妻が反対しました。「あなたはまだお金が欲しいのですか?」と言う妻に対して「お金が欲しいのではなく、対策だ。」と私が言うと「必要な税金なら払えばよいのでしょう!テナントビルはいりません!」
 大きな契約をする時や高額なものを購入するときは当然、我が妻に相談します。それに対してほとんどOKですが結婚して45年、2回だけ強く反対されました。今、思えばそれが正解だったと思います。
 あなたの奥様は、あなたのことを誰よりも愛し、誰よりもあなたのことを気遣い、あなたが健康であることを願っています。


夫婦愛和こそ事業繁栄のコツなのです。

あなたの奥様をぎゅっと抱きしめてあげて下さい。そして一言「ありがとう!君のお蔭で今の私があり、今の会社がある!」とささやいて下さい。

求められる能力

代表取締役 上能 喜久治


能力には100以上の種類がある

 

  中学生の頃か高校生になってからか、はっきりと覚えていませんが、√(ルート)を学びました。ルート2はヒトヨヒトヨニヒトミゴロで1.41421356を2回乗じると2になります。ルート3はヒトナミニオゴレヤで1.7320508で3になります。同じくルート5はフジサンロクオウムナクで2.2360679で5になります。なぜか今でもはっきりと覚えています。しかし、社会に出てから一回もルートを使ったことがありません。職業によってはよく使う業種もあるかも知れませんが、少なくとも税理士になって30年以上経ちますが一回もルートを使ったことがありません。今でも覚えているルートは一体なぜ覚える必要があったのでしょうか?
 人間の能力には100以上の種類があるといわれています。その中で学生時代に求められる能力は、たかだか記憶力と理解力ぐらいです。ところが社会において必要とされる能力には説得力、交渉力、決断力、先見力、指導力などが必要です。学生時代において求められる能力は100以上ある人間の能力のうち二つです。歴史の年号を覚えました。英語のスペルを覚えました。漢字や化学記号も覚えました。その記憶力や理解力で学校の成績が決まり、進学する高校や大学が決まりました。ところが社会においては学校で習ってきた基礎学力も当然必要ですが、それ以上に説得力、交渉力、決断力などのほか、行動力、リスク予知能力、判断力などが重要になります。しかし、学生の頃に自分にそのような能力があるのかどうか、わかりません。なぜでしょうか?

 

社会人になって気付く自分の能力

 

 社会において必要とされる能力は、学生の時にはそれが必要とされるシーンはほとんどありません。だから自分でもそのような能力があるのかどうかはわかりません。社会に出ていろいろなビジネスシーンを経験すると、そのような能力が花開いてくるのです。ところが、いくら潜在的に社会において求められる能力を持っていても、花開かない人が多いのです。それはなぜでしょうか?
 自分は所詮、高校卒だ!自分は三流大学の卒業だ!という負け癖が付いてしまっているのです。学生時代のたかだか記憶力と理解力の二つの能力だけで負け組になっている人が何と多いことでしょうか。
 自分のまだ花開かない潜在能力を信じ、いろいろなビジネスシーンを経験し、自分に備わっていた能力に気付くのです。
 人生は学校の成績では決まりません。人生は卒業した高校や大学でも決まりません。だから人生は面白いのです。あなたの可能性を信じて下さい。あなたが持つ能力に気付いて下さい。


人には無限の可能性があるのです!


使命感に燃えて

代表取締役 上能 喜久治


一件の契約にも繋がらなかったが・・・!

 

 私が6坪の会計事務所を開業したのが昭和63年の7月でした。それから10年が経とうとする頃にプロ野球脱税事件が起こり、連日テレビや新聞で大きく報道されました。その報道を見て、税理士である私はいても立ってもいられなくなり、当時の在阪3球団(阪神・近鉄・オリックス)に訪問しようとしました。球団事務所の所在地を調べ、まず難波にあった近鉄の球団事務所に行きました。アポ無し、伝手無しの訪問です。私が行くと選手たちの契約更改の時期で多くのマスコミ関係者でごった返していました。その中をかき分けて球団の担当者とお話しができました。「プロ野球選手の脱税事件が今、毎日のように報道されています。プロ野球選手は野球少年のあこがれの的であり、そのプロ野球選手が社会人としてあるまじき脱税事件を起こしている。私は税理士としてプロ野球選手の正しい税務申告をさせていただきたい。野球少年たちの夢を壊さないでいただきたい。」ということを言いました。また、その後日、甲子園球場の裏手にあった阪神球団にも訪問し、同じようなことをお話ししました。残念ながら一件の成果もありませんでした。対応して頂いた球団職員の方に最後に次のようにお尋ねしました。
 「私のようにプロ野球選手の正しい税務申告をさせていただきたい、と言って来られた税理士はおられますか?」すると球団職員の方は「だれも、どなたも来ていません。あなただけですよ。」と言われました。その当時、毎日大きく報道されていたのに誰一人として行動していないのです。結果として二つの球団事務所を訪れ、一件の成果もありませんでした。しかし、成果を求めて訪問したのではありません。税理士としての使命感に燃えて訪問させていただきました。私は今でもこのことについて大きな誇りを感じています。

 

使命感を持って仕事をすれば・・・

 

 使命感を燃やす”とは職業を通じてどのようにして世の中に貢献していくのか?仕事をしていて如何にお客様や取引先に喜んでいただけるのか?を常に考えながら働くことです。自分の職業に使命感がなければ単に売上があがればいい、儲かればいいということになってしまいます。また成果(売上や利益)だけを求めて会社経営をしていると「あの社長は自社の売上に繋がることしかしない。」「あの会社は自社の利益になることしかしない。」とケチのレッテルを貼られてしまいます。売上や利益に繋がらなくてもそれが世のため人のためになるならやる。例え一円の売上にならないことでも使命感に燃えて一所懸命にやる。


人は見ています。世間は知っています。


一円の売上に繋がらないことを一所懸命にしているとやがて大きな売上や受注に繋がるのです。

目先の利益・信頼の喪失

代表取締役 上能 喜久治


信頼・協調してこそ業績も給料も上がる!

 

  政府が推進する「働き方改革」も影響して残業手当の算出方法や有給休暇の取得などについて従業員から会社に対する要望が強くなり、労働基準監督署からの勤務実態の調査や労働組合の結成、弁護士からの請求等が多くの会社で見受けられます。中には過去二年間にさかのぼって総額数千万円の残業手当を支払った会社もあります。一人当たりの支給額はさほど多くはないものの、過去二年間と従業員全員なので支給総額が多くなります。会社として法令を遵守するのは当然ですが多額の出費を伴う経費の増加は経営基盤の弱い中小企業にとって倒産の一因となったり、業績や資金繰りの悪化を招きます。
 しかし、それ以上に大きいのは会社と従業員との信頼関係の喪失です。マスコミやネットで得た知識や情報で他の従業員を巻き込み、会社に対して就業規則や賃金規定について説明を求めたり、法律に準拠していない項目を指摘してきます。権利を主張し、過去にさかのぼって賃金を要求すれば一人当たりいくらかの支給があります。目先の利益にはなりますが会社と従業員の信頼関係が大きく崩れ、失ったものは会社にとっても、従業員にとっても計りしれず大きなものとなります。

 

不足不満・怒り・疑念からは何も生まれない!

 

 かつて当社も従業員一人だけの労働組合が設立されたことがありました。その従業員から「労働組合結成通知書」と「団体交渉申入書」が提出されました。“ 組合員は一人だけなのに団体交渉というのもないだろう。”と思っていました。そうするとその時間になり、その上部組織の委員長・副委員長・書記長と名乗る全く初対面の男性三人が団体交渉の席上に入ってきました。なんと、当社の従業員でもない人がその団体交渉に同席できるのです。上部組織はプロであり、何度も労使交渉を経験した人たちです。私にとっても当社にとっても初めての経験です。結局、その従業員は組合結成後、三か月で退職することになり、労働組合は自然消滅しました。その間、団体交渉2回、地労委の調停1回、事務所前でのビラまき1回がありました。その組合員退職後の最初の全体会議の席上、「誰一人として彼に同調する者はおらず、このことに対して心から感謝しています。」と話しました。
 これで一件落着しましたが、その組合員であった当社の元従業員からは何の連絡もありません。私や会社との信頼関係を自ら壊し、その結果、大きな損失をしたことに気付いているでしょうか?縁を自ら断ち切っていてはよい人生は送れません。縁を生かしてこそ、すばらしく豊かな人生となります。


目先経営から脱却しよう!
目先の利益より信頼・信用を大切にした人生を送ろう!


親が言ったことに反発して

代表取締役 上能 喜久治


新年明けましておめでとうございます。


習字も英語も自分勝手な考えで学ばなかった!

 

 私が小学生の頃、兄も姉も習字を習っていました。母から勧められて私も兄や姉と同じ習字の塾に行き始めましたが面白くなく、「字は上手に書かなくても読めたらいいんや!」と早々にその習字の塾を辞めました。当然、今でも私が書く文字は拙く、恥ずかしい思いをしています。親の言うことを聞かず、あまのじゃくの私でした。
 中学生になると英語の授業が始まりました。「これからは英語が大切だからしっかり勉強しなさいよ!」と言った母に反発して「僕は海外に行くこともないし、海外の人と話すこともない。日本人は日本語が話せたらいいんや!」と言って英語も勉強せず、高校入試や大学入試で苦労しました。今になって英語を勉強しなかった反省とともに英語の必要性・重要性をひしひしと感じています。
 つまり、親は長年、生きてきた体験や広い視野から子供にいろいろな助言をしてくれます。しかし、その子供はたかだか10年ぐらいしか生きていません。狭い視野で、自分勝手な思いで親の言うことを聞かず、自分の考えを押し通すのです。

 

親も上司もあなたの幸せを祈っている!

 

 「好きだから結婚する。」若い頃はそれでよいと思っていました。しかし、結婚すると親兄弟との付き合いがあり、義理の親や祖父母、兄弟とも仲良くしていかなければなりません。また、家の格式の違いや地域の習慣や行事への参加などが若い二人に大なり小なり影響してきます。「あの人と結婚したい。」と言っても親が反対するのは我が子の幸せを考えての結果です。親は長年の人間関係や多くの経験から反対するのです。しかし、若い二人にはなかなか理解できません。学生時代から多くの友人を見てきました。社会に出てからは上司や同僚を見てきました。会社を起こしてからはお客様や社員を見てきました。その中から“人を見る目”が培われていきました。
 結婚式や結婚披露宴によくご招待いただきますが「結婚を考えている人がいます。一度、お会いしていただいてアドバイスをいただきたいのですが・・・」と言ってきた人はわずかです。祝宴の場で初めてお会いして「よいカップル」と感じる場合と「不安を感じる二人」の場合があります。もう少し早く紹介していただいていたら何らかの助言ができたかも知れません。
 親や上司はその子や部下よりも長く生きています。数多くの体験をし、数多くの人間を見てきました。親や上司の言うことを素直に受け入れることのできる子や部下が人間として、社会人として大きく伸びています。


親や上司の言うことを純情(すなお)な心で受け入れましょう!


 今年もあなたにとってすばらしい一年となりますように心から祈念しております。

桜の花と人の一生

代表取締役 上能 喜久治

桜の名所はいつまでも桜の名所ではない!

 

 私は今、67歳ですが65歳から70歳までの5年間に桜の名所百ヵ所、紅葉の名所百ヵ所、温泉百ヵ所に行こう、という計画を立て、進めています。ただ桜も紅葉もその時期が短く、必ずしもベストの時期にはなかなか行けません。毎年、その年に訪れた桜の名所の中から自分の中でランクを付けて第一位をその年の“チェリーオブザイヤー”と言っています。ちなみに昨年の“チェリーオブザイヤー”は東京の国立劇場の入口にある5,6本の神代桜としました。朝早く予約しておいたタクシーに乗って東京地方の標準木がある靖国神社へ行き、その後、すぐ近くの千鳥ヶ淵に行きました。そのタクシーで宿泊しているホテルに戻ろうとすると、向い側の国立劇場入口の桜が目に留まりました。タクシーをUターンしていただきその桜の花のすばらしさに感動しました。ふと見ると「神代桜」という名札が立っていました。桜の名所という訳でもなく、訪れる人も少ないですが、それでも色といい、大きさといい、最高の桜でした。
 今年の“チェリーオブザイヤー”は鳥取県米子市にある米子コンベンションセンター入口に咲いていた一本桜です。今年も九州・四国・東北等に桜を追いかけて行きましたが名もなきその一本桜が堂々と威容を誇っていました。
 この3年間、「桜の名所100選」を中心に日本各地を訪れましたが、その桜の木を見ていると老木が多く、その枝には支え棒があったりします。全国には名もなき桜の名所が多く存在し、その発掘も面白く楽しくなってきました。
 つまり、桜の名所はいつまでも桜の名所であり続けることはなく、100選も変わっていくものです。樹齢を重ね、その桜の栄えの時を過ぎ、やがて寿命がきます。桜の名所と言われるところもその対策として若い桜を植えていっていますが何となく不揃いの感じがします。

 

他人を憎んだり妬んだりする時間はない!

 

 桜も人も会社も寿命があります。そのことを嘆く必要はありません。限りある命だからこそ、今を精一杯に生きようとするのです。春に桜のつぼみがふくらみ、3分咲き、5分咲きをへて、やがて満開です。それから一週間もすると早くも散り始めます。その桜吹雪の時が最高にすばらしいのです。その桜吹雪を見ながら、その散った花びらが川面や湖面に漂う姿を見て、人の一生と重ね合わせるのでしょう。桜の花の時期の短さ、最高に華やかな満開の時をすぎ、やがて散りゆくはかなさに自分の人生を見ます。人の一生も永いようで短いものです。その短い人生に人を恨んだり、妬んだりする時間はありません。やがて桜の花が散っていくように短い人生だからこそ精一杯、世のため人のためにお役に立ちたいものです。

時代に合った経営を!

代表取締役 上能 喜久治

労働観も練習観も変わって来ている

 

 去る5月の日大・関学アメリカンフットボール戦における違反タックル問題について、日大OBの私は、人の前に立って話し始める時にまず、「只今、世間をお騒がせしている日大アメフト部問題について日大OBの一人として深くお詫び申し上げます。」と言いました。結局、内田監督と井上コーチは辞任しましたが、最高責任者である田中理事長は記者会見を一回もすることなく、今もそのポストにすがりついています。わが母校である日大は「スポーツ日大」を標榜するだけあって相撲部・ゴルフ部・水泳部・アメフト部・陸上部等において輝かしい実績と伝統を誇っています。しかし過去の栄光にすがるのではなく、今の時代の価値観に適応していかなくてはなりません。かつて会社においても長時間労働が当たり前であり、多くのモーレツ社員が会社の業績をけん引していました。社内において上司命令は絶対であり、毎晩終業後の飲み会はお互いのコミュニケーションの一つであったような時代でした。今では短時間で成果を要求され、かつてのモーレツ社員は影を潜め、上司や先輩が少し厳しく叱責すればパワハラやセクハラとネットに書かれ、ブラック企業と叩かれる。「昔はよかった。」と言って今の価値観を嘆く必要は全くありません。その価値観の変化を楽しみ、対応していけばよいのです。

 

人生も経営もスポーツも楽しもう!

 

青学の箱根駅伝4連覇を果たした原駅伝監督は、
 ① 青学OBでもない
 ② 現役時代にたいした記録も残していない
 ③ 指導者としての経験も実績もない
 そのような人物を青学の駅伝監督に据えた人がすばらしいと思います。当然、OBや関係者の中には原監督就任の反対の声もあったことでしょう。また監督要請を引き受けた原監督や奥様の決断もすばらしいと思います。
 青学の駅伝選手を見ているとのびのびと明るく楽しんで走っています。それに比べてわが日大の駅伝選手は悲壮感ただよう走りをしているように見えます。
 かつて運動部では当たり前であったしごきや長時間練習では成績は上がらないことがわかってきました。スポーツ科学を取り入れ、短時間でも成果の上がる練習を監督・コーチを含めて楽しくやる。会社もそこに働く人たちと楽しく、いきいきと働き、短時間で成果を出せる組織にしていく。運動部の練習も会社の仕事もしんどいこと、つらいこと、苦しいことがあります。そのようなことをみんなで励まし合いながら、助け合いながら楽しく乗り越えて行く。


仕事も運動も、職場もチームも、明るく楽しく元気よく!

感謝状の贈呈を!

代表取締役 上能 喜久治

感謝の想いをカタチに!

 

 平成21年4月8日に御結婚満50年を迎えられた天皇皇后両陛下が、記者会見で「お互いにお言葉を贈られるとすれば、どのようなお言葉になりますか?」という記者からの質問に対して、天皇陛下も皇后陛下も「相手に対して感謝状を贈りたい。」とお話しされました。その会見をテレビで見て感動したことを私は今でも覚えています。 夫婦間や親子間、兄弟間のような身内での感謝状だけでなく、会社では社員やスタッフ、お客様や取引先に対して感謝状を贈呈すれば非常に喜んでいただけます。言葉だけで「ありがとうございます。」や「感謝しています。」と言ってもその言葉や想いは時間とともに忘れていきます。しかし、感謝状として額入りで贈呈すればカタチとして残ります。
 当社も先日、経営計画発表会を開催しました。その席上、達成賞や社長賞、特別賞を金一封を添えて授与しました。その授与されて喜んでいる社員を見て、嬉しかったのは私一人ではありません。社員全員がその健闘を称え、心から拍手を送っていました。
 感謝状や表彰状は紙一枚です。しかし、会社から、社長から、夫から、妻から、親から、子からいただいた感謝状は何よりも嬉しいものです。あなたの会社でも、あなたの家庭でも多くの感謝状を贈呈してあげて下さい。認められること、褒められること、感謝されることは人にとって最高にうれしいものです。

 

小さな実践が会社の業績に反映する!

 

 我々はビジネスをしています。商売をしています。事業をしています。その中で大切なことは商品やサービスの提供を通じて「相手に喜ばれること」「相手のお役に立つこと」です。その結果として売上が上がり、利益が出るのです。「どうすればお客様に喜ばれるのか?」「どうすればお客様のお役に立てるのか?」。しかし、このビジネスの基本がわかっていない経営者がいます。商売をしていて商売を知らない、事業をしていて事業がわからない人がいます。そのような人は常に自社の売上や利益ばかり追いかけています。「もっと喜ばれたい。」「もっとお役に立ちたい。」そのために何をすればよいのか?できることはいっぱいあります。お金がなくてもできることがいっぱいあります。経費をかけなくてもやれることも数多くあります。お客様に、同僚に笑顔で話しかけること。多くの人がいやがるトイレ掃除等を率先してやること。喜んでイキイキと働くこと。このような小さな実践があなたの会社の業績に反映します。不平不満を口にし、悪口陰口をたたく人から商品を買いたいでしょうか?愚痴文句を並べ立て、妬み僻みの激しい人からサービスの提供を受けたいでしょうか?


商売とは、事業とは、

人様のお役に立つこと、人様に喜ばれることです。

今こそ新卒者採用を!

代表取締役 上能 喜久治

抵抗・反発・摩擦があるのは当たり前!

 

 この四月から2名の新入社員が当社に入社しました。採用難時代に社員が増えることに大きな喜びを感じるとともに、当社の将来性を信じて入社した彼らに対して、その期待に応える責任を痛感しています。
 当社では、新卒者採用を設立5年目から続けています。成長している会社の多くが「新卒者採用を始めて、その採用した彼らが3年経ち、5年経って戦力化してきた頃から業績が飛躍的に伸びて行った」ということを知ったからです。私の出身地である八尾市に、子供服のミキハウスがあります。そのミキハウスがまだ年商1億円のときに1千万円をかけて新卒者採用をして2名が入社し、その後定期的に新卒者採用して、彼らが戦力化してきたころから、八尾の一(いち)アパレルメーカーが今や日本を代表する子供服メーカーへと成長して行きました。
 ところが中小零細企業の多くが即戦力の人材を求め、中途者採用をしています。自社で教育することなしに他社で教育された人材の採用を繰り返しています。これではいつまで経っても中小零細企業から脱却できません。当社でも初めて新卒者採用をしようとしたときに多くの社員からの反発がありました。「何もできない、何も知らない新卒者を採用してどうするのですか!誰がその新卒者を教育するのですか!」という意見が大半でした。このように反発する社員を説得し、納得してもらい、協力してもらう必要があります。今までやったことがないことに社員からの抵抗・反発・摩擦があるのは当たり前です。だからやらない、だから諦めるのではなく、だからやるのです。

 

大切なのは会社規模ではなく、社長の熱意だ!

 

 事業を拡大する。支店や店舗数を増やす。そのために人材は不可欠です。ところが経営者の中に「うちのような小さな会社に新卒者など来るはずがない。」と決め込んでいる人がいます。会社もいろいろ、学生もいろいろです。大企業の中の一員ではなく中小企業で活躍したい、と思っている学生もいます。会社説明会において社長が学生に向かって話す時に心の中に持っておいて欲しいものがあります。それは“我社のようなすばらしい会社に来ないでどこに行くのか?”という自信と誇りです。それがあれば、社長であるあなたや会社に惚れ込んで入社してくれる学生はいるものです。新卒者採用はこのような会社説明会だけでなく、採用試験、内定式、内定者研修、入社式、新入社員研修と多くの時間と費用がかかります。しかし、手間暇かけて人材が人財となったときに大きな喜びと感動があります。おいしい果物を収穫するためには土壌づくりから始めて施肥、防虫、摘果等、手間暇をかけ愛情をかけて育てます。人財育成も手間暇をかけて教育研修し、社内全員からの期待と愛情からすばらしい社員が育っていきます。


難と易の道あらば難の道を行くこと

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