JSK通信

今こそ新卒者採用を!

代表取締役 上能 喜久治

抵抗・反発・摩擦があるのは当たり前!

 

 この四月から2名の新入社員が当社に入社しました。採用難時代に社員が増えることに大きな喜びを感じるとともに、当社の将来性を信じて入社した彼らに対して、その期待に応える責任を痛感しています。
 当社では、新卒者採用を設立5年目から続けています。成長している会社の多くが「新卒者採用を始めて、その採用した彼らが3年経ち、5年経って戦力化してきた頃から業績が飛躍的に伸びて行った」ということを知ったからです。私の出身地である八尾市に、子供服のミキハウスがあります。そのミキハウスがまだ年商1億円のときに1千万円をかけて新卒者採用をして2名が入社し、その後定期的に新卒者採用して、彼らが戦力化してきたころから、八尾の一(いち)アパレルメーカーが今や日本を代表する子供服メーカーへと成長して行きました。
 ところが中小零細企業の多くが即戦力の人材を求め、中途者採用をしています。自社で教育することなしに他社で教育された人材の採用を繰り返しています。これではいつまで経っても中小零細企業から脱却できません。当社でも初めて新卒者採用をしようとしたときに多くの社員からの反発がありました。「何もできない、何も知らない新卒者を採用してどうするのですか!誰がその新卒者を教育するのですか!」という意見が大半でした。このように反発する社員を説得し、納得してもらい、協力してもらう必要があります。今までやったことがないことに社員からの抵抗・反発・摩擦があるのは当たり前です。だからやらない、だから諦めるのではなく、だからやるのです。

 

大切なのは会社規模ではなく、社長の熱意だ!

 

 事業を拡大する。支店や店舗数を増やす。そのために人材は不可欠です。ところが経営者の中に「うちのような小さな会社に新卒者など来るはずがない。」と決め込んでいる人がいます。会社もいろいろ、学生もいろいろです。大企業の中の一員ではなく中小企業で活躍したい、と思っている学生もいます。会社説明会において社長が学生に向かって話す時に心の中に持っておいて欲しいものがあります。それは“我社のようなすばらしい会社に来ないでどこに行くのか?”という自信と誇りです。それがあれば、社長であるあなたや会社に惚れ込んで入社してくれる学生はいるものです。新卒者採用はこのような会社説明会だけでなく、採用試験、内定式、内定者研修、入社式、新入社員研修と多くの時間と費用がかかります。しかし、手間暇かけて人材が人財となったときに大きな喜びと感動があります。おいしい果物を収穫するためには土壌づくりから始めて施肥、防虫、摘果等、手間暇をかけ愛情をかけて育てます。人財育成も手間暇をかけて教育研修し、社内全員からの期待と愛情からすばらしい社員が育っていきます。


難と易の道あらば難の道を行くこと

先が読めない?

代表取締役 上能 喜久治

ワクワクするライフプラン・事業計画を!

 

 当社の業務の中に事業計画書作成や経営改善計画書策定があります。当然、この計画書を作成するにあたり、社長や理事長に対して5年後、10年後にどのような会社になっていたいのか?をヒアリングしていきます。年商は?利益は?社員数は?営業所の数は?設備投資は?役員報酬は?あるいは財務改善目標として自己資本比率は?総資本経常利益率は?借入金対月商倍率は?等を訊いて行きます。そのことに対して「先のことなのでわからない。」「先が読めない。」という人がいます。確かに先のことはわかりません。明日、何が起こるか、わかりません。しかし何が起こっても会社は存在し続けなければなりません。そのために先を知りたい、先を読みたい、と思っていると、だんだんと先見力が付いてきます。今年生れた子供は20年後には成人式を迎えます。今、あなたの年齢が60歳だとしたら20年後には80歳になっています。どのようなおじいちゃん、おばあちゃんになっていたいですか?孫は何人になっていますか?どこに住んでいますか?田舎に帰っているかも知れません。それとも冬は寒い日本を離れてオーストラリアのゴールドコーストか、ニュージーランドのクイーンズタウンがいいでしょうか?暑い夏には涼しいカナダで過ごしますか?これがライフプランであり、その会社版が経営計画書です。10年先の長期計画ではあなたや社員がワクワクするような内容にします。できる・できないではなく、こんな会社になったらすばらしい、と思えるようなことを文章や数字、写真やイラストで表現します。ところが「できるかどうか、わからないのにそのような計画書など作れない。」と言います。しかし、その計画が実現するようにどうすればよいのか、を考え、予想される障害を乗り越える方法を考え、みんなで力を合わせて行動に移すのです。そうすると不思議と計画書に書いた期日よりも早く実現していきます。

 

将来は夢と希望で溢れている!

 

 「先が見えない」から計画書を作らないのではありません。会社が存続していくために計画書を作るのです。「先が読めない」からライフプランが作れないのではありません。ライフプランのない人の共通点は“将来に対する漠然とした不安”をもっていることです。このような収入で結婚できるのか?今、働いている会社や仕事でよいのだろうか?自分が年老いて年金はもらえるのだろうか?・・・etc.どのような人生を送りたいのか?どのような家に住みたいのか?場所は?敷地は?間取りは?庭は?そのようなことを考えていると不安はなくワクワクしてきます。大きな夢を!希望を!持って下さい。人生や会社経営において成功した人はみんな言っています。

日本と世界の価値観の違いに対応せよ!

代表取締役 上能 喜久治

 

新年明けましておめでとうございます。

 

テレビも車も食事も

 

 海外旅行で泊まるホテルのテレビは、かつてはソニーやシャープ、パナソニックなどほぼ全てが日本メーカーの製品でした。ところがいつの頃からか、LGやサムスンなどの韓国メーカー製のテレビが世界を席巻し、日本メーカー製のテレビは世界のホテルからその姿を消しました。幸い、日本国内のホテルはほぼ日本製のテレビが占めています。私が日本人だから日本製のテレビを支持する訳ではありませんが、どうみても日本製のテレビのほうがはっきり映り、色もきれいです。それに対し、韓国製のテレビは映りはボーとして色もよくありません。つまり、世界の多くの人々はきれいに映るという要求は日本人ほど高くはなく、映ればよい、情報が伝わればよいのです。テレビに限らず、世界の多くの人々の価値観は日本人が持つ価値観とは違うのです。
  ① テレビは映ればよい
  ② 車は走ればよい
  ③ お腹はいっぱいになればよい
というのが世界の多くの人々の価値観です。
 日本国内を走っている車を見れば多くの車はきれいに洗車され、車体がへこみ傷付いている車はほとんどありません。ところが海外に行くと汚れた車体、へこんだままの車体を目にします。つまり、世界の多くの人々は車は走ればよい、と思っています。
 ニュージーランドを旅行したとき、オークランドの一流ホテル内のレストランで鉄板焼をいただきました。その店の内装は日本的な雰囲気を醸し出し、浮世絵が飾られていました。ところがシェフは日本人ではなく、味は不味いものでした。現地のお客様はシェフのパフォーマンスに拍手喝采でしたが日本人の私から見れば料理はひどいものでした。つまり、料理の味よりも楽しく食べること、雰囲気がよいことの方が重要視され、お腹がいっぱいになればよいのです。

 

価値観の違いに対応した製品・サービスを!

 

 「企業は環境変化適応業」と言われます。気候の変化・人口の変化・価値観の変化等に対応していかなければ生き残っていけないのです。この言葉は日本の会社が自社製品を海外へ輸出する時にもあてはまります。つまり輸出する相手国の価値観等にあわせた製品であることが大切になります。国や地域による違い、世代や男女による違い、宗教や民族による違い等を知り、それに対応した商品やサービスを提供すれば大きなチャンスがそこにあります。

 

 今年も皆様にとってすばらしい年となりますように心から祈念しております。

営業利益と経常利益

代表取締役 上能 喜久治

大事なのは粗利益額であり粗利益率だ!

 

 ある女性経営者から次の質問をいただきました。
 「私が勤務していた会社の社長から、営業利益の重要性をいつも聴いていました。ところが先日、受講したセミナーの講師が経常利益の大切さを話されていました。いったい営業利益と経常利益のどちらが大切なのでしょうか?」

 その問いに対して、私は次のように答えました。
 「損益計算書には5つの利益があります。つまり、  
  ① 売上総利益(粗利益)  
  ② 営業利益
  ③ 経常利益
  ④ 税引前当期純利益
  ⑤ 当期純利益
です。売上から原価を控除した①の売上総利益(粗利益)を上げないと経費を少々切り詰めたところで②の営業利益以下の利益に及ばす影響は知れています。つまり、如何に粗利益額を増やすのか、粗利益率を高めるのか、が重要になります。

 そのために2つの方法があります。
  ① 売上を上げる
  ② 原価を下げる
 この2つの方法しかありませんが、それぞれには無限にやり方があります。売上を上げるには客単価を上げる、売上数量を増やす、得意先を増やす、販売方法を変える等のやり方があります。原価を下げるには早く支払う、仕入数量を増やす、仕入先を変えてみる等があります。」

 

支払期日を早め、仕入量を増やした結果・・・

 

 当社は関連会社で保険調剤薬局を10店舗経営しています。厚生労働省が定めた薬価があり、薬ごとに販売単価が決まっています。従って、薬で粗利益率を上げるには原価を下げることしかありません。原価(仕入金額)を下げるには仕入量を増やし、仕入先に対しての支払期日を早めること、そして仕入先の検討等でした。当初、月末締で翌月末に10ヶ月手形で支払っていたのを、大変な痛みを伴いながら月末締の翌々月末の振込での支払いに変更しました。また、店舗数を増加させ、それに伴い仕入量も大きく増えました。その結果、原価を下げることに成功し粗利益率は大きく改善し、営業利益や経常利益は更に大きく伸びました。
 あなたの会社でどうすれば粗利益額が増えるのか?どうすれば粗利益率が上がるのか?を考え、その改善に着手して下さい。粗利益の改善があなたの会社の収益性を高め、財務体質の強い会社にして行きます。

行動しただけ面白い!

代表取締役 上能 喜久治

完璧を求めるな!目先に惑わされるな!

 

 次の問いにあなたならどちらを選びますか?
  第1問  A.魚をもらう   B.魚の釣り方を教えてもらう
  第2問  A.水をもらう   B.井戸を掘ってもらう
  第3問  A.お金をもらう  B.お金の稼ぎ方を教えてもらう
 このような問いにあなたが経営者なら答はいずれもBでしょう。なぜなら、Aならもらった魚は食べたら終わり。もらった水は飲んだら終わり。もらったお金は使ったら終わりであることを知っているからです。ところが多くの人はAを選ぶのです。その訳を尋ねると「魚の釣り方を教えてもらっても必ず魚が釣れる訳ではない」「井戸を掘るのに時間がかかる」「お金の稼ぎ方を教えてもらっても必ずお金が稼げる訳ではない」という声が返ってきます。すなわち、世の中の多くの人は100%の完璧性を求めるとともに目先の利益を求めています。あなたの会社が製造業なら製品を開発し、設備投資をしてその製品を作り、販売しなければなりません。売れるかどうかわからなくても、その製品を売らなければなりません。もし売れなければなぜ売れないのか、を早急に検討し、対策を立てなければなりません。値段が高いのか、品質が悪いのか、機能が良くないのか?これが面白いのです。これが経営の醍醐味なのです。しかし、経営者の中にもこの完璧性と目先の利益を求める風潮が増しているように思えます。 今から29年前、私はサラリーマンを辞めて6坪の事務所で会計事務所を始めました。お客様(クライアント)はゼロ、国民金融公庫(今の日本政策金融公庫)からの借金600万円からのスタートでした。開業案内を大変な労力と費用をかけて1000通送りましたが成果は全くなし。飛び込み営業でもやろう、と思って住宅地図を持ってお店・工場・事務所を廻りました。ちょうどその頃、消費税法案が国会を通過し、消費税セミナーを始めたところ、大盛況で、当社の礎が出来ました。つまり、経営とは不確実の連続であり、数多くの失敗を経験します。

 

失敗は経験である

 

 魚の釣り方を教えてもらっても必ず魚が釣れる訳ではありません。もし魚が釣れなければその原因を探り、改善すればよいのです。餌はこれでよいのか?釣る場所はここでよいのか?釣る時間・時期はこれでよいのか?釣り竿や浮き・重りは?今までの経験を生かし、わからなければ人に聴き、本やネットで調べればよいのです。経営に完璧はなく、失敗はつきものです。ただし、致命的な失敗は会社を潰し、社員を不幸にし、取引先に多大な迷惑をかけます。失敗を恐れず、果敢にチャレンジして下さい。失敗をしたくなかったら何もしないことです。そんな人生が楽しいでしょうか?会社も人生も行動しただけ面白いものです。

税金を払いたくない!?

代表取締役 上能 喜久治

高額納税者には感謝状の贈呈を!

 

 「決算書の見方がわからない。」「財務指標から我社の強み・弱みを知りたい。」などの言葉を経営者からよく聴きます。そのような経営者が口にする次の言葉は「できれば税金は払いたくない!」という声です。私が会計事務所を開業して以来、多くの会社・多くの経営者を見てきました。その中で「税金を払いたくない!」と言う経営者の会社はその通りの会社になります。つまり赤字の会社であり、資金繰りの苦しい会社になります。「もっと税金が払える会社にしたい。」「納税を通じて社会の繁栄に貢献したい。」と経営者が願えばそのようなすばらしい会社になります。どれだけ多額な税金を納めようと国も税務署も何もしません。その会社の全員が汗を流し、努力し、工夫して稼いだ利益に対する税金です。それに対して国も税務署も感謝の言葉一つもありません。せめて一定額以上の納税や一定率以上の増益に対して感謝状を贈呈すればもっと納税意識が高まるのではないか、と思っています。企業にとって納税は最大の社会貢献であるにも拘わらず、多額な納税をしても何の反応もありません。当社では一定額以上の高額納税をされた個人や法人に対して感謝状と記念品を贈呈していますが、本来、国や市町村が高額納税者に対して「感謝の集い」を催したり、「感謝状」を贈呈してほしいものです。決算書は経営者の通信簿と言います。通信簿に担任の先生から「よくがんばりました。」というコメント一つでうれしかったものです。どのような商売でも“もっと喜んでもらいたい。”“もっとお役に立ちたい。”と思っています。どうしたらもっと喜んで納税していただけるのか、を国も市町村も真剣に考える時ではないでしょうか?

 

どうすれば金利が下がる?どうすれば担保不要になる?

 

 多額な納税は出金が伴いますがそれ以上に良いことが多くあります。それは利益から納税額を引いた金額は貸借対照表の純資産となり、自己資本比率を高めます。つまり財務体質が強くなり、安全性が高まるのです。そして更に良いことが続きます。銀行からの借入金の金利が安くなったり、無担保・無保証人で借入することができるようになってきます。結果として安い金利で資金が調達できたり、保証協会に支払う保証料が不要になったり、担保設定費用がいらなくなります。当社は銀行での決算報告会の開催を推奨していますが、「自己資本比率が何%になれば金利をこれだけ下げましょう。」「来期もこれだけの利益がでれば担保を外しましょう。」と言ってくれる支店長や融資課長は皆無です。そのような言葉を銀行からいただければ経営者はそれを目指してがんばるのに・・・。そのようなことは本店決済事項だから、あるいは自分に責任が及ぶから言わないのでしょうか?

 国も市町村も銀行ももっと納税者や取引先の立場に立って行動すれば税収も増え、優良な取引先が増えるのではないでしょうか?

仕事を楽しむには

代表取締役 上能 喜久治

目先の業績に一喜一憂するな!

 

 あなたは今、会社やお店を経営していて楽しいですか?面白いですか?毎日、多くの経営者と接していると、苦しんでいる、あるいは悩んでいる人に多く出会います。売上が上がらない・利益が出ない・資金繰りが苦しい・期待していた部下が退職したetc.しかしそのような苦しみや悩みがある半面、楽しみや喜びもまた多くあります。大きな契約が出来た時や部下の成長を実感した時など、感動して目を潤ませることもあるのではないでしょうか?

 

 いつお会いしても生き生きされ、前向きに夢・ビジョン・目標を輝いて話される経営者もいます。それでは、そのような経営者に売上や利益が上がらない、資金繰りが苦しい、といった問題はないのか?というと、実に多くの問題があるのです。しかし、そのような目先の問題以上に、会社の将来の夢への期待の方が強いのです。だから目先の問題は解決して行くのです。

 

 「業績がいいから経営が面白い」ということではその反対に「業績が悪ければ面白くない」ということになります。経営は目先の業績に一喜一憂するようなものではありません。

 

すべては自分の心が決める!

 

 私は約15年間、サラリーマンをしていました。社員数300名の一般企業でした。その会社で経理部・財務部・総務部・人事部という部署を経験し、経理部課長のときに退職し、昭和63年に「上能総合会計事務所」を立ち上げました。同窓会名簿や商工名鑑などから開業案内を1,000通送りましたが、成果はゼロでした。それなら飛び込み営業でもやろうと思い、住宅地図を持って商店街や工場街を回りました。それなりの成果は上がりましたが、効率は悪く、その頃の売上もわずかでした。しかし目先の苦しさ以上に大きな夢がありました。たった6坪の事務所の中に「量・質ともに日本一の事務所になろう!」と大きく掲げました。夢・希望・目標があれば目先の問題を一つ一つ解決していくことが楽しいのです。目先の問題を乗り越えて行くことが一歩一歩、着実に夢の実現に近づいていくのです。

 

 会社経営はしんどい、辛いという経営者がいます。仕事が面白くない、楽しくないという社員がいます。私はサラリーマンの15年間、会社を辞めたいと思ったことは一度もありません。人間関係で悩んだことも全くありません。会社の業績も良く、それなりの給料もいただいていました。しかし、それよりも何よりも仕事が面白く、楽しかったのです。仕事が、働くことが楽しいということは人生が楽しいということです。それではその会社に勤めていた人はみんな楽しく仕事をしていたのか、というとそうではありません。仕事を楽しくするのは会社がするのではありません。楽しく仕事をしようとする、“あなたの心”が決めるものです。

「鉄則」を持て!

代表取締役 上能 喜久治

投資の鉄則

 

 ここだけの話です。今回は、私の長年の経験で培った「投資の鉄則」をあなただけにこっそりお教えします。私は、現預金三分の一、有価証券三分の一、不動産三分の一という財産三分法を「投資の鉄則」としています。

 

 株式投資の場合は取得価格から2割上がれば売却し、2割下がれば買い増しをして取得価格を下げ、その下がった取得価格から2割上がれば売却します。このように、「株式投資の鉄則」は単純明快です。つまり、取得した株式の値段が上がっても下がってもよいのです。上がれば売却し、下がれば買い増しするだけです。従って株式投資はストレスなく、大いに楽しんでいます。取得した株式が上がらなくても、持っているだけで配当がいただけます。多くの銘柄の配当利回りは銀行の定期預金利回りを上回っています。また、株主優待で自社商品をいただいたり、割引券・優待券をいただけたりします。私は株式投資はやりますが、商品取引や株式の信用取引は一切しません。リスクが高く、私の性格に合いません。 不動産については“不動産は動産”という考え方で、取得する時に売却できるかどうか、を考えています。駅から徒歩5分以内、大通りに面している、投資利回り10%以上を「不動産投資の鉄則」にしています。このように経験則から導かれた自分なりの鉄則を持つことが重要です。この鉄則がなければちょっとした儲け話に乗って大損することになってしまいます。

 

2千年以上続く組織には・・・

 

 「人生の鉄則」や「経営の鉄則」あるいは「出店の鉄則」などを定めておくと、生きること、経営すること、出店することが面白く、楽しくなってきます。更に言えば「夫婦の鉄則」や「親子の鉄則」「家族の鉄則」などがあればすばらしい夫婦関係や親子関係を築くことができるのではないでしょうか?

 

 「企業30年説」と言われるように、会社という組織の平均寿命は30年です。四天王寺を建立した金剛組が日本では一番古い会社と言われていますが、その金剛組でさえ今は大手建設会社の傘下に入っています。しかし、2千年以上も続いている組織があります。それはキリスト教やイスラム教、仏教という宗教です。そのような宗教では人の生き方や考え方を教えています。つまり「人生の鉄則」を教えています。我々の会社が末永く継続していこうとすれば「何のために我社はあるのか?」「我社は何を持って社会に貢献していくのか?」という“経営理念”つまり「経営の鉄則」を定め、それを社員だけでなく得意先や銀行、取引先や株主、地域や先祖に向かって宣言するのです。そしてその定めた“経営理念”を日々の行動に活かしていきます。崇高な経営理念があなたの会社を2千年以上続く組織にすることにつながります。

助け合いの精神

代表取締役 上能 喜久治

 

新年明けましておめでとうございます。

 

赤字だから廃線!?

 

 昨年の12月4日に北海道の留萌線の留萌と増毛間の路線が廃止されました。赤字路線とレッテルを貼られ、経済的合理性で次々と地方の鉄道路線が廃止されようとしています。かたや東海道新幹線に代表されるように、大都市間を結ぶ新幹線や都市近郊路線では大幅な黒字を計上し、JR東海の売上高営業利益率はなんと30%を超えています。地方に鉄道が敷設された時、地元の人々は大いに喜び、工事に携わった人たちの労をねぎらい、感謝の意を表したことでしょう。大変な難工事もあり、犠牲者も出たことでしょう。せっかく敷かれた鉄道を赤字路線ということだけで廃線にすることは、先人に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになります。鉄道会社は適正利益を確保しながら黒字会社・黒字路線から地方の赤字路線存続のために何とか補填できないものでしょうか?例えば福島第一原発は東京電力の所有であるにも拘わらず、その廃炉処理費用や損害補償費用等の莫大な金額は他の電力会社だけでなく、新電力の会社にも負担を求めています。この考え方は一見、おかしいようにも思いますが、その背景には日本の古来の「助け合いの精神」があります。つまり、困っている時はお互いさまで、困っている人や地域を助け合ってきました。黒字路線で得た利益を赤字路線の補填に使えば廃線にすることなく、存続できるのではないでしょうか?

 

都会選出の国会議員ばかりになる!?

 

 同じようなことが国政選挙でも言うことができます。「一票の格差是正」ということで先の参議院選挙では初めて鳥取県と島根県、高知県と徳島県が合区されました。これは一票の重みと言う観点からは平等かも知れません。しかしこれでは人口の多い都会選出の国会議員が増え、地方選出の国会議員の数が少なくなっていきます。アメリカの下院は州ごとの人口により435名の定員が決められています。しかし上院では各州2名の定員で選出され、50州で100名が上院議員として活躍しています。この方法を見習えば衆議院では人口割、参議院では47都道府県の各県割、としたほうが地方の意見も反映されるのではないでしょうか?国政選挙のたびに弁護士を中心としたグループから選挙無効の訴訟があり、最高裁も“違憲”あるいは“違憲状態”という判決を下しています。法の下の平等を定めた現行憲法でそのような判決になるのであれば、憲法を改正してもよいのではないでしょうか?個人主義や平等主義がまかり通り、数多くの権利が謳われている現行憲法を改正し、“権利には義務が伴うこと”や“平等と公平とは異なること”、“親を大切にし兄弟は仲良くし「助け合いの精神」で世界の繁栄と平和に貢献すること”等を憲法にはっきりと書き記してほしいものです。

 

今年も皆様にとって幸多き年となりますよう心から祈念申し上げております。

結婚と就職と経営の共通点

代表取締役 上能 喜久治

求めるだけでは好転しない

 

 日本の少子化傾向が叫ばれてかなりの時間が経ちました。国も少子化対策担当大臣を中心にいろいろな施策を打ち出していますが、なかなか効果が上がりません。私が知る30歳から50歳の男女でも多くの独身者がいます。そのような独身女性の声を聞くと、「結婚したいが、いい男性がいない」と言います。ではどのような男性がいいのか?と尋ねると、「優しい人」「経済力のある人」「包容力のある人」という答えが返ってきます。この話を聞くたびに求職中の人の声と経営者の声がダブって聞こえてきます。

 

 就職活動中の学生や転職で求職中の人にどんな会社に就職したいのか?と尋ねると「安定した会社(役所)」「給料のいい会社」「福利厚生がしっかりした会社」がベスト3でしょうか。経営者なら「もっと売上を上げたい」「もっといい人材が欲しい」「もっと資金繰りを楽にしたい」と言われます。素敵な男性と結婚したい独身女性、いい会社に就職したい学生、もっと業績を上げたい経営者。全く立場も異なり、年齢も違うこの三者に共通しているものは何でしょうか?

 

相手のために自分は何ができるのか?

 

 その共通点は、いずれも自分の立場から見ていることです。いずれも相手がいます。独身女性なら結婚相手。求職中の人なら就職する会社。経営者ならお客様や社員の人たち。その相手のためにあなたは何をしてあげるのですか?その相手が喜ぶことをするのです。その相手の役に立つことを行うのです。あなたが相手に求めるのではありません。あなたがその相手に何をしてあげるのですか?

 

 多くの人は自分の立場や、自分の視点から人や物事を見ています。その立場、その視点を自分の側からではなく相手の側から見るのです。独身女性なら年収の多い男性を求めるのではなく、今は年収が低くてもその男性を支え続けて行けばやがて大きな花が咲いてきます。もし私が就職活動中の学生なら安定した会社、つまり大会社や役所を選びません。安定した人生なんて楽しいでしょうか?そもそも安定した会社などありません。大会社も役所も明日はわかりません。変化のある会社にこそやりがいも見いだせるものです。変化のある人生がおもしろいのです。あなたが経営者なら売上や利益を求めるのではなく、もっとお客様や社員が喜ぶこと・お役に立つことをしていくのです。お客様や得意先、社員や取引先に喜ばれ、支持されている会社の業績が伸びないはずがありません。

 

 二宮尊徳先生が、弟子に示した“たらいの水”の例話のように水を自分のほうにかきよせるとその水は逃げて行き、相手のほうにと押しやれば自分のほうに返ってきます。(丸山敏雄「万人幸福の栞」P83)

結婚も就職も経営もまた同じことが言えます。

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