JSK通信

妻の声は天の声

代表取締役 上能 喜久治


求めていた女性がやっと見つかった!

 

  レジスター会社に勤めていた私は24歳で結婚しよう、と決めていました。兄も姉も24歳で結婚をしたから、という単純な理由です。大阪本社経理部に配属となり、そこには女子社員10名ほどが同僚として働いておりました。残念ながら付き合いたい、結婚したいと思う女性はいませんでした。社内にはいないので「英会話を習いに行けば女性が多いのではないか?」「社交ダンスを習いに行けば半分は女性ではないか?」と考えて仕事帰りに英会話や社交ダンスを学びに行きました。多くの女性がいましたが結婚したいような女性はいませんでした。入社した年の11月に社内旅行で下呂温泉に行きました。そこで妻との出会いがありました。当時、妻は20歳で、三重県の津営業所の事務員をしていました。23歳の私が求め続けていたすばらしい女性でした。昭和50 年9月15 日大安の敬老の日に結婚式を挙げ、3人の子、4人の孫に恵まれました。

 

強く反対した二件。今思えばそれが正解!

 

 15年間勤めた会社を辞めて独立する時、自宅を建てる時、保険調剤薬局を関連会社として取得する時、自社ビル用地を購入する時など妻に話すとほとんど承認の答が返ってきました。

「ええんちゃう!」(「よいでしょう!」という意味の大阪弁)

 その妻が強く反対したことが二回あります。一回目はホテルを取得しようとしていた時です。売買契約を交わす予定の仲介会社に私と妻の二人でお伺いして「まだ契約書に印鑑を押していません。このお話はきっぱりとお断りさせていただきます。」その言葉を聴いて怒る仲介会社の社長にサッと背を向けて「帰るで!」
 二回目はある電鉄会社のすぐ駅前にあるテナントビルを購入しようとしていた時です。法人税対策、相続税対策、老後の資金対策を兼ねたスキームで銀行からも「すばらしいスキームだ!」と称賛をいただきました。ところが妻が反対しました。「あなたはまだお金が欲しいのですか?」と言う妻に対して「お金が欲しいのではなく、対策だ。」と私が言うと「必要な税金なら払えばよいのでしょう!テナントビルはいりません!」
 大きな契約をする時や高額なものを購入するときは当然、我が妻に相談します。それに対してほとんどOKですが結婚して45年、2回だけ強く反対されました。今、思えばそれが正解だったと思います。
 あなたの奥様は、あなたのことを誰よりも愛し、誰よりもあなたのことを気遣い、あなたが健康であることを願っています。


夫婦愛和こそ事業繁栄のコツなのです。

あなたの奥様をぎゅっと抱きしめてあげて下さい。そして一言「ありがとう!君のお蔭で今の私があり、今の会社がある!」とささやいて下さい。